五百四話 あけましておめでとうございます

二〇一八年元旦。
あけましておめでとうございます。
戌年なので、月に向かって吠える狼犬の図です。
酉から戌へ。
刻が経つのは早い。
暮れに、勤めていた会社の同期数人で飲んでいた席だった。
大学院卒で入社した同期達は還暦を迎えたらしい。
聞いて、思わず。
「うそぉ〜、バリクソ爺ぃやん、恥ずかしないん?」
「バリクソって、おまえもやろ!」
「えっ?そんなん聞いてないぞぉ!」
「アホかぁ!ちょっとは自覚せぇ!」
還暦?頼みもしない称号が、自身に与えられようとしている事実に驚く。
将棋に喩えるなら、王手を告げられたようなもんだろう。
マジにやばい!
暮れに気付いて、年の初めに改めてそう想う。

先が短いひとも、長いひとも、皆様にとってこの年が良き一年となりますように。

 

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