月別アーカイブ: June 2018

五百二十話 無事です!

本日は、皆様にご心配をおかけいたしました。 Musee du Dragon の顧客様、友人、知人、沢山の方から電話やメールを頂戴いたしました。 お気にかけていただきましてありがとうございます。 ブログでのお伝えは、失礼とは存じますがご容赦ください。 まさに震源地だったんですけど。 立て掛けてあった絵が倒れたのと、台所の引出しが開いたくらい。 これといった被害はありませんでした。 なので、お陰様で無事です! ただ、ビビったか?と問われると、かなりビビりました。 亡くなられた方や深刻な被害に遭われた方もおられると聞く。 夕刻、近くに避難所も設けられたらしい。 やっぱり地震は、理屈ぬきに怖いです。 今日は無事でも明日はわからない。 それが、この国に暮らす者の宿命かもしれない。 改めて、そう思いました。 とりいそぎ、お礼とご報告まで。

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五百十九話 おめでとう!

井野将之君、おめでとうございます。 六月六日巴里。 LOUIS VUITTON PRIZE の受賞者が、世界に向けて発表された。 最高賞を手にしたのは、“ doublet ” デザイナー井野将之だった。 日本人初の快挙! 賞金総額 三〇万ユーロ! ほんとうに、良かったよね! デビュー当時。 場末の喫茶店で、あれをしたいこれをしたいと語っていた男が頂きに立った。 だから、この稼業はおもしろい。 自身の幕を引くと決めたことを伝えに、井野君のコレクション会場を訪れた。 「俺、これでこの稼業アガるけど、これから先も良い服創ってよね」 「はい、頑張ります!世話になりました!」 べつになんの世話をしたわけでもないし、なにかの役に立てた覚えもない。 「にしても、蔭山さんもスーツとか着られるんですね」 「阿保か!一応の礼をわきまえて、糞暑い最中着たくもない一張羅羽織ってんだろうが!」 「マジっすか?ありがとうございました」 他愛もないやりとりも、こうなってみるとちょっとした自慢かも。 冥土への土産話がひとつできたわ。

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