私事により、年始のご挨拶を欠礼させていただきますが、
皆様にとってこの年が、良い一年となりますように願っております。
そして、Musée du Dragon を、この馬鹿 blog も併せて、
今年一年引続きご愛顧下さいますようお願い申し上げます。
それでは、始めさせていただきます。
二〇一三年の暮には、寂しい想いをしたので、新しい友達をつくることにした。
PGGR 君です。
とても 、いけない友達で、とても、ブラックな友達なのだ。
なにが、いけなくて、 なにが、ブラックなのかを、説明できないくらいヤバい奴。
後姿だけでは判らないので、正面を描いた絵もお見せしよう。
どこかで見かけたような体型、どこかで見かけたような面、どこかで見かけたような髪型。
なにかが余計で、なにかが足りない。
さすがに、これ以上は書けない。
産みの親は、OVER THE STRIPES のデザイナー大嶺保氏。
そんでもって、この度。
MUSÉE DU DRAGON の “ ANARKING ” と OVER THE STRIPES の “ PGGR ” が、友達になりました。
この絵も、“ PGGR ” を大嶺氏が、背景を僕が、交互に描いて一枚の絵に。
服もこうやって、ふたりの間を行ったり来たりさせながら、創くろうかという話になった。
ご覧の通り、互いの作画に対する考え方も手法も全く異なる。
あまりに違い過ぎて、ぶつかり合うことがない。
だからこそ、面白い。
一緒に仕事をして、これほど楽しいのも、久しぶりだ。
絵と性格は真逆だとよく言われるが、その通りで、大嶺氏の仕事振りは、繊細で圧倒的に細かい。
逆に、僕は、細密に描いたり創ったりするが、性格は雑で、仕事の流儀は意外と大胆である。
ただ、性格や手法は違えど。
互いに、同じ時代を生きてきた。
時代に、学んで、 遊んで、稼いで。
時代を、聴いて、視て、感じてきた。
あの時の、あの国の、あの通りの、あの感じと言えば、通じ合える。
これは、もの創りには、肝心な事だと思っていて。
この種の波長が合わないと、街中に溢れるコラボレート品みたいな出来に仕上ってしまう。
MUSÉE DU DRAGON & OVER THE STRIPES
まさかの名作が、ここから産まれるかも。
“ O・TO・MO・DA・CHI 作戦 ” 二〇一四年夏始動です。
ご期待下さい。