台風七号が、海辺の家のほぼ真上を通り過ぎて一夜明けた今日。 心配してあれこれ備えたわりには、何事もなく拍子抜け。 それでも、風に煽られ引きちぎられた葉っぱや枝が、庭に散乱している。 本日は、一六日で送り盆。 日暮刻、盆の送り火を焚くのでそのままにしておくわけにもいかない。 汗だくの片付け作業を昼過ぎまで続けて終えた後。 ひと風呂浴びて、素麺を啜って、麦茶を飲みながら、縁側で吊り直した風鈴の音を聴く。
まったくもって、ただの爺いでしかない。