月別アーカイブ: January 2024

六百四十二話 小正月

お飾りをはずして、菩提寺のお札を新しいのに取り替える。 一月一五日、小正月。 この日、小豆を粥や善哉にして食べる慣わしがあって、食べると一年を息災に過ごせるらしい。 小豆には、魔除けの力があり、鏡餅には神様の力が宿ると云われる。 そういえば、暮れに友人に貰った丹波篠山の小豆があったよなぁ。 享保十九年(一七三四年)創業の小田垣商店のありがたい丹波大納言小豆。 無病息災を祈願して、餅を炙り善哉にしていただく。 食べ終えた嫁が。 「わたし、風邪ひいたかも、ちょっと熱っぽいみたい」 ええっ!このタイミングでぇぇ!アカンやん!

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六百四十一話 奥能登

一五年前、嫁の誕生日に世話になった半島最先端で営む一軒宿。 奥能登 珠洲市三崎町。 作詞家の阿久悠先生は、この宿で名曲 “ 北の宿から ” を書きあげられた。 宿での噺を、今でもよく互いに口にする。 昨日、この地が災厄に見舞われた。 何事もなくとはもはや言えないけれど、どうかご無事で。  

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六百四十話 あけましておめでとうございます。

  二〇二四年辰年が明けました。 DRAGON YEAR です。 無事、暖かく穏やかな良いお正月を迎えることが叶いました。 窓から眺める海峡。 風もなく、波もたたず、磨いた鏡のように輝いています。 今年一年こうあって欲しいと想えるような朝です。 これから過ごす一年が、皆様にとっても良き年でありますように。    

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