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六百三十四話 中秋の名月

  二〇二三年九月二九日。 海峡の夜空に浮かぶ中秋の名月。 年に一度、格別の絶景です。      

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六百三十三話 東郷梨

夏も過ぎようかというこの時期、決まって届けてくれるのを待っている。 送り主は、鳥取の従姉妹。 出荷元は、鳥取県湯梨浜。 届け物は、東郷二〇世紀梨。 毎度しつこく箱に添えられてくる冊子にはこうある。 二〇世紀梨は町の文化であり、主要産業であり、象徴であって、民の誇りでもある。 どんだけの梨やねん!と、思わぬでもないが確かに美味い。 昨年の今頃、届いた数を食い尽くし、自ら選果場に連絡し送ってもらったほどに美味い。 二〇世紀梨には、収穫時期によって食べ頃が三通りあるという。 八月初旬の鮮やかな緑色の梨は、早熟の酸味がすっきりと口に広がる。 九月上旬のやや黄色味がさした梨は、熟度と甘味の均衡がとれた味わい。 九月下旬の淡黄色となった梨は、熟度と甘味がともに極まる。 好みは、ひとそれぞれだが、僕は、緑色が残っている間が最良の食べ頃だと思う。 シャキッとした歯応え、特有の酸味、この清涼感は他の果実ではなかなか味わえない。 そんな東郷梨は、少し冷やしてそのまま食うのが一番美味しいのだろう。 だが、こんなにあるんだから、数個ひと工夫凝らして食うのも悪くないかも。 梨に合う酒といえば Rum か Gin だが、Cocktail で飲むのは勿体無いし、西洋梨でもまかなえる。 なんかこうもっと東郷梨を活かして食う術はないものか? そこで、これ! “ 梨と葡萄の Rum 酒サラダ ” 梨と葡萄に Coconut Oil と Rum 酒をまわしかけて全体を混ぜるだけ。 だけと言っても、やるの嫁だけど。 そして、庭に生えてる Rosemary と Mint … 続きを読む

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