五百五十九話 地味に聖夜を

行動自粛要請下の二〇二〇年十二月二四日。
ふたりっきりの “ Christmas Eve ” を海辺の家で過ごす羽目に。
まぁ、しょうがないわなぁ。
誰も来ないんだから、飾りつけも適当に安上がりに済まそうとなる。

UNDERCOVERの服に付いてた値札を貼り付けてそれらしくした嫁自前の “ Christmas Wreath ” 。

Florist として活躍しているお隣の幼馴染を煽てせしめた “ Swag ”

そして、嫁作成の “ Flower Arrangement ” の真ん中に蝋燭をブッ立ててやった。

なんか花屋の店先のような感じではあるものの、それはそれなりで悪くないような。
長年 Fashion 稼業に就いているとあざとい技も知恵も身につくもんだ。
還暦を過ぎて、ふたりっきりで過ごす聖夜。
なんだぁ、これ!

さっぱり盛りあがらんわぁ!

 

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